1956-04-04 第24回国会 衆議院 内閣委員会 第31号
昭和二十九年の参議院の内閣委員会で示されました当時の自由党案あるいは木村試案というものには、通産大臣が入っておった。国防会議に諮らなくちゃならない事項として、防衛産業調整計画の大綱というものが明記されておる関係上、これは入るのが妥当じゃないかと私も思うわけです。
昭和二十九年の参議院の内閣委員会で示されました当時の自由党案あるいは木村試案というものには、通産大臣が入っておった。国防会議に諮らなくちゃならない事項として、防衛産業調整計画の大綱というものが明記されておる関係上、これは入るのが妥当じゃないかと私も思うわけです。
先般、実は前の国会で問題になつて、増強計画はあるとかないとか言われて、最近はあると言つておるのですが、最近保安庁として——木村試案としてではなくて、保安庁として計画している意味だと思うのですが、保安庁として計画をお始めになつたのはいつからお始めになつたのですか。
或いはもう一つ、これは少し意地曲りの解釈でありますけれども、この案を、まああの時じやありますまいけれども、このMSAの問題がそろそろ起きたときに、アメリカに木村長官が発表された案を示したときに、ダレス長官のように、日本の地上軍は三十万にしろ、こういうようなことを、常に吉田さんにも、まあ前に来たときも申しておるのでありますからして、あの木村試案というものがアメリカさんから見れば非常に不満足だ、ああいうものはもう
先刻羽生さんにお答え申上げました通り、私といたしましては、MSA援助に関係なく、一応の警備計画を立てる必要ありと考えまして、木村試案なるものを作つたことは事実であります。併しこれに何ら庁議を経たものではないのであります。一個の試案に過ぎないのであります。ただ、今折角保安庁においてあらゆる資料を求めまして研究中であります。
政府は、MSAの援助により、いわゆる木村試案といわれる警備五箇年計画なるものをもつて保安隊をますます充実強化し、かつての軍国日本を再び実現せんとし、国民の一部にも旧軍国日本へのノスタルジアを持つ者さえある。
今度は木村試案だとか、男なら対決しようなんということは申すまいと思いますが、今日はなぜ長官がこういうことを発表になつたかといろいろ考えたのですが、あるいは予算案が夕べ通過して安心したから、長官気を許して発言したのかとも思つております。その辺のところをお聞きしてみたい。
しかるに、御承知の通り政府は、保安隊の人員は増加しないが、装備の充実及び訓練の強化によつて、順次強化して行くことをたびたび言明しながら、それに関係する計画も、木村保安庁長官の言明によれば、ないということであり、しいて現在保安庁の持つておる計画らしきものといえば、先般問題になりました木村試案しかないというのが真相のように考えられるのであります。
○中村(高)委員 今のは木村試案だと思うのでありますが、昔軍がありましたときには、至るところに造兵廠のようなものがありまして、これが日本の兵器をつくつておつたのでありますが、まだ現在でも海軍や陸軍の造兵廠の残りなどが、そのままの形かどうかは別といたしまして、払下げなどいたしておるのでありますが、この造兵廠であるとか、あるいは兵器廠というようなものが将来全然考えられないとは思いませんけれども、そういうものに
○川崎委員 遂にこの警備計画の内容なるものは発表されなかつたのでありますが、これについては木村保安庁長官は一部局に対して命令をされて、そしてつくらして、自分の手元に置いておいたということですが、木村試案というものを承知されておる方は、どういう程度の方々でありますか。
今の試案という意味ですが、それは木村試案というのか、保安庁長官試案というのか、どちらか。あなたは試案々々と言いますが、その持つ意味がいろいろ違つて来ますので、その点木村試案とでもあなたは解されておるのか、それとも保安庁長官試案というのですか、お尋ねいたします。
○横路委員 それでは保安局長にお尋ねいたしますが、保安庁長官から立案を命ぜられたというのは、よく保安庁長官が木村試案だ、木村試案だと言うから、何か保安庁長官が厖大な立案計画を出されて、保安局長にこれでやれ、こういうように命ぜられたのであるか、それであれば木村試案であるということも一応は成り立つかと思つておりましたら、ただいまの保安局長のお話では調査課ですか、調査課長のところで集めておりました資料に基
これは大臣よりもかえつてあなたの方がよくわかるそうでありますからお伺い申し上げますが、五箇年の長期計画、これは岡野国務大臣のまつたくの試案であつて、木村試案と同ずような性質のものであろうと思いますから、これをここで取上げるということは私はしない。
実は木村試案は持つておるのでありますけれども、表面、計画なしと欺瞞をしておるのであります。はたして、政府に、自衛力漸増計画及びこれに伴う経済計画の提示をアメリカ側から要請されることはないという見通しと確信があるのであるかどうか、はつきり伺いたいのであります。
また、今国会で問題となつておる、いわゆる木村試案なるものは、単なる私の案ではなく、MSA援助についてアメリカ側と交渉するにあたつて防衛計画案が必要であるとの予測のもとに立案されたものではないか。もしそうであるとしますれば、将来あるいは交戦権の裏づけにまで発展するおそれがあるという前提のもとに立案されたものと言われてもやむを得ないのであります。
○河本委員 そうするとただいま問題になつておりまするいわゆる木村試案というもの以外にはいかなる長期にわたる計画案もない、こういうことでございますか。
そして続いて、「木村試案にしろ、あるいは保安庁の試案にしろ、——きわめて重要な秘密事項である警備計画を持つのは当然なんです。その警備計画を政争の具に供して国会に出せということは、私ははなはだ適当ではない、」という発言をしておられるのであります。
もう一つ、これは参考のために、いろいろこの問題を進めて参りますると出て来ると思うのでありまするが、辻さんは一体政府で言うておりまするいわゆる木村試案というようなものは、憲法にありまする戦力に該当するかしないかは別といたしまして、憲法を改正しないでこういう計画というようなものがさしつかえないというお考えを持つておられるのかどうか、この点も辻さんから一緒に御説明を願つておきたいと思うのであります。
そんならば何の計画もないのかというと、そうでもなくつて、御承知のように、先般は木村試案というようなものが準備されてあつたどいうことがわかつたのであります。
その案をすでに御覧になつておるんですから、総理はこれを早く、仮に木村試案であつても何でも公表されて、国民と共に、再軍備賛成論者も、反対論者も、こういう問題をオープンに、分けに討議するという意味でこれを発表されるように、総理から木村保安庁長官に言われるお考えはありませんか。
木村試案にしろ、あるいは保安局の試案にしろ、要するに日本の平和と秩序を維持するための責任者たるものが、その責任を遂行する意味において、きわめて重要な秘密事項である警備計画を持つのは当然なんです。その警備計画を政争の具に供して国会に出せということは、私ははなはだ適当ではない、こう考えるのであります。今日日本には軍隊がありませんから、作戦計画というものはありません。